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フィンセント・ファン・ゴッホについて

芸術家としての自画像
ゴッホの自画像
耳を切った後に描かれた自画像
耳を切った後に描かれた自画像

フィンセント・ファン・ゴッホ
(Vincent van Gogh)

1853年3月30日〜1890年7月29日(満37歳)

オランダ生まれ

ポスト印象派の代表的画家

日本で見られるゴッホの絵

ひまわり

ゴッホの絵といえば、「夜のカフェ・テラス」「星月夜」「ひまわり」などたくさんありますが、日本で現物が見られる唯一の絵が「ひまわり」です。

新宿の損保ジャパン東郷青児美術館に所蔵されています。

1987年に安田火災海上(現、損保ジャパン)がオークションにて3992万1750ドル(当時のレートで約58億円)で落札しました。まさに、バブルの頃の話です。

損保ジャパン東郷青児美術館

東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン本社ビル42階

入館料:一般1,000円(800円)、大学・高校生600円(500円)、シルバー〔65歳以上〕800円、小中学生無料

開館時間:午前10時〜午後6時(入館は5時30分まで)

休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合は開館)

アクセス:JR新宿駅西口、丸ノ内線新宿駅・西新宿駅、大江戸線新宿西口駅より徒歩5分

ゴッホの特長1:黄色の使い方

ゴッホの絵といえば「黄色」というくらい強烈な「黄色」が印象的です。

「ひまわり」なんてまさにその典型です。

ゴッホはこの黄色を表現するために、「クロームイエロー」という絵の具を使いました。

クロムイエローとは、19世紀に登場した黄色の中でも特に発色のいい黄色です。

ゴッホはより明るい黄色を出そうと、クロームイエローの下に白色を塗ってからクロームイエローを塗り重ねるという手法を取りました。

ゴッホはクロムイエローの使い方がとてもうまい。

「夜のカフェ・テラス」の壁や「沈む太陽と種をまく人」の太陽や空も黄色。しかも、黄色好きが高じて、自分が住んでいた家の壁も黄色にしてしまった。その絵が「黄色い家」。

ゴッホは美術学校で絵のテクニックを習ったことはないが、より明るい黄色を出そうとする情熱自体がテクニックと言える。

夜のカフェテラス
夜のカフェ・テラス
沈む太陽と種をまく人
沈む太陽と種をまく人
黄色い家
黄色い家

ゴッホの特長2:奥行きがなく輪郭がはっきりしている

ゴッホの描く絵は全体的にすごく平面的。西洋絵画はそれまで遠近法などを代表として、どうやって奥行きを出すかを追求してきたが、ゴッホはあえて平面的に描いている。

また、ゴッホは輪郭をはっきり描いている。たとえば、「ひまわり」の花瓶や机の輪郭。

そもそも、ゴッホのこの作風は日本の浮世絵から影響を受けたと言われています。

ゴッホ以前の西洋絵画では輪郭を描かないのが主流。

ところが、18世紀頃のパリの美術界では日本の浮世絵が大ブーム。

ゴッホも浮世絵にすごく影響を受け、平面的に色を塗ることや輪郭を描くなどの描き方で「ひまわり」を表現しました。

ちなみに、ゴッホの作品には歌川広重の浮世絵を模写した「Japonaiserie・雨の橋」「Japonaiserie・梅の開花」といった作品もあります。

ゴッホの浮世絵研究は、日本に関する書籍を読み漁るなど、絵画のみならず、日本の思想的な部分にまで拡大し、信仰に近いものにまで昇華していたと伝えられています。

Japonaiserie・雨の橋
Japonaiserie・雨の橋
Japonaiserie・梅の開花
Japonaiserie・梅の開花

ゴッホの特長3:ボリューム感

「黄色」と同じくらいゴッホの絵の特徴を成しているのが、絵の具の厚塗りとタッチの激しさから出てくる「ボリューム感」です。

ゴッホの技法は「インバスト」と言われる絵の具を厚く塗っていくもの。

インバストとは、絵筆にたっぷりと絵の具を付け、勢いよく色を盛り上げていく描き方。

「ひまわり」のボリューム感は、インバストを駆使して、絵の具が乾かないうちに重ね塗りしています。

ゴッホの描く絵は、決してテクニック的に高度なものではありませんが、このボリューム感によってものすごく胸に迫ってきます。

ゴッホという1人のものすごく情熱的で思い込みの強い人がグイグイと描いた、その気持ちが伝わってくるから見る人の心を強く打つのです。

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